掛軸の落款・署名の調べ方|作者を特定する手順【芝田美術】
古い掛軸の作者が分からない──そんな時は落款(らっかん)・署名から作者を調べることができます。この記事では、掛軸の落款の見方・調べ方を骨董買取の専門家が解説します。
落款とは何か
落款とは、作品に作者が押した印章(はんこ)と署名の総称です。日本画・書・掛軸などの作品に必ず押されており、作者を特定する最も重要な手がかりです。
- 雅号(がごう):作家の号。本名ではなく雅号が多い
- 落款印(いん):朱色の印章。姓名印・雅号印などがある
- 遊印(ゆういん):装飾的な補助印。作品の格付けに使う
落款から作者を調べる5つの手順
- 落款の位置を確認する:右下か左下の隅に多い。落款がない場合は箱書き(共箱の蓋裏)を確認する
- 署名を読む:漢字・ひらがな・カタカナで書かれた署名を判読する。崩し字の場合は字書で確認
- 印章の形と内容を確認する:朱色の印章に刻まれた文字を読む。白文(白抜き)・朱文の区別も重要
- 「落款印譜」で照合する:図書館・骨董書籍に「日本画家落款印章」などの資料がある。インターネット検索でも有効
- 箱書き・共箱を確認する:作品と一緒に保管されている箱(共箱)の蓋裏に作者名が書かれることが多い
落款から作者が分かった後は
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