贋作とは|真贋の見分け方と骨董品・絵画の鑑定ポイント
「贋作(がんさく)」とは、本物の作家が制作したものに見せかけて作られた偽物の美術品・骨董品のことです。絵画・陶磁器・書画・版画など、あらゆるジャンルに贋作は存在します。芝田美術では専門の鑑定士による厳正な真贋チェックを経た上で、本物と確認できた作品のみを高額買取しています。
贋作の種類と定義
| 種類 | 内容 | 買取への影響 |
|---|---|---|
| 偽造品 | 著名作家のサイン・落款を意図的に模倣した作品 | 買取不可 |
| 模写 | 原画を忠実に模して描いた作品 | 明示されていれば低額買取可 |
| 後摺り版画 | オリジナル木版を使った復刻版・後期摺り | 低額買取の場合あり |
| 真作 | 作家本人が制作した本物の作品 | 高額買取対象 |
日本画・掛軸の真贋チェックポイント
- 落款・印章の確認:作家が生涯を通じて使用した落款の書体・印章の形状を照合します。著名作家の落款データは専門書や鑑定機関に蓄積されています。
- 紙・絹の素材分析:使用されている紙や絹の質・経年変化・黄変具合を確認します。現代の材料で古い作品を模倣した場合、経年変化が不自然です。
- 墨・顔料の成分:古い墨や天然顔料と現代の化学顔料では発色・経年変化が異なります。
- 作風・筆致の一致:その作家特有の筆づかい・技法と一致するか確認します。この判断には長年の経験が必要です。
- 箱書き・共箱:作家本人や弟子が書いた箱書きも真贋判断の材料ですが、箱書きのみで真作と断定することはできません。
陶磁器・骨董品の真贋判定
- 高台(底部)の確認:ロクロ目・釉薬の溜まり方・削り方などに時代特有の特徴があります。
- 銘(窯印・陶印)の照合:各窯元・作家の銘は研究されており、偽銘は細部で違いが出ます。陶印・窯印の調べ方も参照ください。
- 釉薬の発色と貫入:時代物の陶磁器は釉薬の発色・貫入(ひび)のパターンに時代性があります。
- 重量・質感:時代物は現代品より土の密度や重量感が異なる場合があります。
絵画サイン(洋画・版画)の確認方法
洋画・版画の場合、作家のサインが真贋判断の重要な手がかりとなります。絵画サインの調べ方も参照ください。
- サインの筆跡照合:作家のサインは晩年になるほど崩れる傾向があります。年代別のサイン変遷と照合します。
- エディション番号:版画では刷り枚数を示すエディション番号(例: 42/150)が記載されます。番号のないものや不自然な記載は要注意です。
- 印刷技法の確認:本物の版画か、印刷物を版画に見せかけたものかを確認します。拡大鏡でドットパターンの有無をチェックします。
よくある質問
贋作かどうか無料で鑑定してもらえますか?
芝田美術では買取査定の一環として真贋確認を無料で行っています。ただし公式鑑定書の発行を伴う鑑定は各専門機関への依頼が必要です。まずはお気軽にご相談ください。
有名な画家のサインが入った絵を持っている。本物か確認してほしい
はい、対応可能です。岐阜・愛知エリアは出張査定も無料で承ります。有名作家の真贋判断には経験と専門知識が必要ですので、ぜひ一度ご相談ください。
贋作と知らずに購入したものを売ることはできますか?
贋作と知りながら本物として販売することは詐欺行為に当たります。贋作と分かっている場合は、贋作として正直に申告の上でのみ査定します(買取価格は大幅に下がります)。

